歯の根っこの治療(根管治療)

歯の根っこの治療とは?

「何もしなくても激痛がする(ズキズキ)!」「歯茎にデキモノがある」「咬んだ時に違和感がある!痛みがある!」

こういった症状があるときは歯の根っこの治療(根管治療)が必要かもしれません。
根管治療は虫歯が大きくて神経まで達している時、被せ物をしたところが痛んだり、腫れたりした時、歯を外傷などで強く打ってしまい中の神経が死んでしまった時などにしていきます。上記の状態のように根っこの中っまで感染してしまった場合は、根っこの中のお掃除をしていきます。

診査診断

根管治療の必要の可否は主にX線写真で行います。虫歯が神経まで達しているかどうか、根っこの先の骨が溶けてないかどうか(根尖病変の有無)を確認するためです。また、中の神経の生死を確認するために電気診(歯に弱い電気を流して生死を確認する)を行ったり、冷温試験(冷たいもの、熱いものに対する反応を診る)を行ったりします。

治療内容

根管治療が必要とされた歯は、麻酔をした後に被せ物や土台を外したり、虫歯をとったりして神経がある空間までアプローチします。その後神経をとったり、根っこのお掃除をしていきます。根っこのお掃除が終わりきれいになったら、根っこに栓をしていきます。ここまでが根管治療になります。根管治療はとても細かい治療となるため数回の来院が必要なこともあります。途中で来院が途絶えると、歯の寿命に大きく影響が出ますのでお気をつけください。

☆当院の歯の根っこの治療のこだわり☆

根管治療はとても細かく小さいため、歯科医師は根っこの中を直接診ることはできません。そのため、通常は根っこの治療は盲目的な治療となります。当院ではマイクロスコープを使用するため、見えない根っこの中を可視化し、お掃除しています。マイクロスコープは精密な治療を行うためには不可欠なものです。通常の4倍〜25倍の倍率で根っこを見ることで、汚れている部位をしっかり確認しながら治療していきます。

根管治療はとても細かく小さいため、歯科医師は根っこの中を直接診ることはできません。そのため、通常は根っこの治療は盲目的な治療となります。当院ではマイクロスコープを使用するため、見えない根っこの中を可視化し、お掃除しています。マイクロスコープは精密な治療を行うためには不可欠なものです。通常の4倍〜25倍の倍率で根っこを見ることで、汚れている部位をしっかり確認しながら治療していきます。

ラバーダム防湿

お口の中は様々な菌が存在しており、唾液1mL中には細菌が1千万〜10億個にも上がります。
これらの細菌が根っこの中に入ると感染し、根管治療の結果に悪影響を起こします。当院の根っこの治療では、根っこの中に唾液が入らないように、また使用する薬液がお口にこぼれないようにするためにラバーダムというゴムのマスクを使用します。アメリカの根管治療専門医は90%以上がラバーダムを行っていますが、日本の歯科医は5%以下とされています。ラバーダムを使用した場合としなかった場合で根管治療の成功率は倍違うと言われてます。そのため当院では根管治療時には原則ラバーダムを使用しています。

根っこの治療が終わったら

根管治療が終わったら、残った歯の大きさに応じて土台を立てて、被せ物をしたり、詰め物をしたりしていきます。被せ物にもいろいろ種類があるため、都度説明をさせていただき、一緒に決めていきます。