訪問歯科

Visit

当院の訪問歯科

佐野歯科医院院長の佐野豊です。

この久保田町に歯科医院を開業して33年になります。開業当初より来て頂いていた患者さんでご高齢となり身体の不調などで来院ができなくなる方も増えてきました。

そんな患者さんから要請があったときは、昼休みを利用してご自宅や施設まで行くこともありましたが、やはり医院での診療が中心であるため、どうしてもすぐに対応できなかったり、十分な処置が施せなかったりしていたことも事実でした。

さらに昨今、謝嚥性肺炎とよばれる病気が問題とされています。高齢者に多い病気で、口の中の細菌などが気管に入って発病する病気です。口の中が不潔な状態にあり、体力が低下している方は、食物の残りかすなどが気管に入ると、感染が起こり、肺炎に移行しやすくなります。肺炎は高齢者の死亡要因の第一位ですが、その肺炎のうちのほとんどが謝嚥性肺炎だとも言われています。そうしたことから、口腔ケア(口のな中のお掃除)は、虫歯や歯周病の予防だけでなく、謝嚥性肺炎などの予防にもつながるのです。

佐野院長しかし、口腔ケアが大切だというものの、介護が必要な方のお口の中を触ることは危険である事(感染症の危険や噛まれたりする危険など)を考えると、これはヘルパーの方に問題がある訳でなく、口腔内の専門家である私たちが対応できない事が問題であると思います。

私は常々、開業以来私を支えて頂いた方々にもっとその後のフォローや口腔ケアを行う事ができないかと強く思っていました。

去年、息子が戻ってきて歯科医師が2人体制になったことで、ようやく訪問歯科を行える体制が整って参りました。今後は、訪問で伺って歯科に携わる事で皆様に少しでも恩返しが出来る取り組みができればと考えております。どうぞよろしくお願い致します。

治療方針

歯周病、虫歯の予防を中心とした、お口の中全体を見た治療を行います。(歯の一本一本を長持ちさせる治療)
初回に詳細な診査をさせていただき、今後の治療計画、おおむねの治療回数、期間をご説明いたします。
当クリニックで装着した冠(かぶせ)、義歯等は、快適な使用(咀嚼)ができるまで、十分責任をもって調整させていただきます。
ご本人、ご家族の治療に対するご要望をできるだけ反映した診療を行います。

訪問可能範囲

訪問可能範囲の地図訪問可能範囲は右図のとおりです。
当歯科医院を中心として約16kmまでとなります。

詳しくはお問い合わせください。
TEL 0952-68-2405

当院の往診システム

診療科目

  • 入れ歯の修理・作成
  • 虫歯の治療、修復(充填)
  • 不適合冠(かぶせ)の作り変え
  • 歯周病の治療(歯周検査+クリーニング,薬剤による消炎)
  • ブラッシング指導、フッ素塗布
  • 動揺歯の連結固定

往診は原則として
月曜日・火曜日・木曜日・土曜日
に行っております。

当院の往診は、全て健康保険・介護保険の範囲で治療を行っています。
お伺いする際の交通費は、いただいておりません。患者様の自己負担額は、保険適用(一割負担額等)となります。

治療のステップ

医院での治療とまったく同じ治療の流れが当院の特徴です

  • 初診時の検査

    精密検査、カウンセリング、緊急処置を行います。

  • 治療計画の立案

    患者様(ご家族)と話し合いを持ち、患者様の希望を反映した、かつ効率的な治療の流れを決定します。

  • 治療

    身体的負担を考慮しながら、スピーディーに治療を進めていきます。

  • メンテナンス

    義歯、冠(かぶせ)等を装着した後は患者様が快適に使用できるまで充分責任をもって調整、アフターケアをさせていただきます。

  • 定期健診

    歯周病の進行、義歯の不適合等のトラブルを未然に防ぐ為、3~6ヶ月後の定期健診をお勧めしております。

高齢者の口腔内の特徴

  1. 特徴1、残りの歯が少なくなり歯や歯ぐきが弱い

    • ・噛み合せのズレ、顎関節症
    • ・入れ歯の不具合、不適合を招きやすい
    • ・歯周病の進行
  2. 特徴2、だ液が出る量が少なくなる

    • ・自浄作用の低下→歯周病、むし歯の進行
    • ・食事が困難になる→誤って飲み込む危険性
    • ・口臭が強くなる
  3. 特徴3、お口周りの筋肉の衰え

    • ・食事を飲み込む機能の低下
    • ・かむ力の低下、かむ能率の低下
  4. 特徴4、だ液が出る量が少なくなる

    • ・ガンジダ菌などの感染、肺炎などの発症
  5. 特徴5、あごの骨の弱く、小さくなる

    • ・入れ歯の維持力の低下、痛みが出やすい
  6. 特徴6、口の中の粘膜の萎縮

    • ・口の中の粘膜が萎縮しやすい

そのほか、「舌や顎、唇の動きが神経的な作用の衰えにより、不自然になりやすい」「残っている歯の本数や歯周病、歯根虫歯菌が多く不潔になりやすい」「嚥下障害がある場合、誤嚥性肺炎をおこしやすい」などの特徴が見られます。

高齢者の口腔内チェックリスト

  • 入れ歯の調子が悪い

    入れ歯がお口と合っていない可能性があります。

  • グラグラする歯がある

    歯周病の疑いがあります。

  • 食べ物をよくこぼす

    唇の麻痺をおこす恐れがあります。

  • 痰がよくからむ

    嚥下障害(咀嚼・飲込みの障害)の恐れがあります。

  • 微熱がつづく

    誤嚥性肺炎の疑いがあります。早期にレントゲンを!

  • 食欲の低下、食事中の疲労・食事時間が長くなる

    入れ歯不適応、咀嚼、嚥下障害の恐れがあります。

  • 口が開けにくい、顎がガクガクする

    顎関節症の疑いがあります。

  • 歯が痛んだり、しみたりする

    虫歯、歯周病の進行の恐れがあります。

  • 歯と歯の間に食べ物がはさまる

    歯周病、隣の歯の虫歯の恐れがあります。

  • 歯ぐきが腫れたり、血がでる

    歯周病の進行、入れ歯による強い圧迫の恐れがあります。

  • 食事中に咳き込んだり、むせたりする

    嚥下障害(咀嚼・飲込みの障害)の恐れがあります。

注意事項

往診治療は原則として、肢体不自由、全身疾患等、通院治療の困難な方が対象です。
全身状態(高血圧の進行、重度の糖尿病、心疾患など)によっては、治療内容が制限される場合があります。

往診治療においては、処方する薬剤の選択に関して細心の注意が必要です。日常的に服用している薬、今までにアレルギー反応のあったお薬がありましたら、必ずご申告ください。